スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
<< 呟きブログ始めました | main | 小説ふたなりティエ >>

小説 ,佞燭覆螢謄エ

だいぶ前に書いて、没にした話ですが、ここで分割してちょっとずつ上げていきたいと思います。
エロしかないのでお暇つぶしにでも・・。
ふたなりティエと兄貴のお初です。

よろしければどうぞ↓

「ロックオン・ストラトス………貴方に頼みたいことがある」
「はぁ?」

思わず素っ頓狂な声を出してしまったのも無理はないだろう。
夕食を終えて、食堂からトレミー内の自室へと戻る途中、突然ティエリアに声を掛けられたのだ。
どうやら通路で待ち伏せしていたらしい。
腕を組み、壁にもたれ掛かって、冷たささえ感じさせる美貌でこちらを見上げている。

ティエリアから話しかけてくることなど、滅多にない。
ミッション以外のことで、会話した記憶もほとんどない。
他人と接触することがあまり好きでないらしく、こちらから話を振っても、
返ってくるのは「はい」「いいえ」ぐらいのものだ。

そんなティエリアがわざわざ自分を引き留めている。
しかもなにやら深刻な面持ちで。

「珍しいな。お前さんから話しかけてくるなんて。いったいどうした?」
「今ここでは言えない」

ティエリアは床を蹴ってすぐ傍まで近づくと、いきなり伸び上がるように顔を近づけて、
耳元で囁いてきた。
綺麗な濃紫の髪がふわりと揺れて、やたらといい香りが鼻をくすぐる。
突然の行動に驚いて目を見開くと、すぐ目の前に神秘的な赤い瞳あって心臓が跳ね上がった。

「人目につくのは好ましくない。今夜後ほどそちらの部屋で話がしたい。いいだろうか?」
「お、おう…。俺は別にかまわねぇぜ」
「では後で」

言いたいことだけ言ってしまうと、振り返りもせずにティエリアは去っていった。
その場に残されたロックオンは、ピンクのカーディガンが廊下の向こうへ消えるのを、呆然と見送る。
まさに狐に摘まれたような気分だ。

心臓はまだ早鐘を打っている。
| 小説ふたなりティエ | 00:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

スポンサーサイト

| - | 00:42 | - | - | pookmark |
Comment









Trackback
url: http://selfine.jugem.jp/trackback/2

10
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--